こんにちは、デザイナーのマスベサチです。
前回「色被り写真を簡単補正!Photoshopのトーンカーブを使った方法をご紹介」という記事で、色被りを調整する方法をご紹介しました。
色被りの補正というと、「そもそも写真が色被りしているのかどうか分からない」「色被りしている気がするけど、何色なのか分からない」という声をお聞きすることがあります。
そこで今回は、Photoshopを使って「色被りしているかどうか」を簡単に調べる方法をご紹介いたします。
カラーサンプラーツール
今回使用するのは「カラーサンプラーツール」というツールです。
普段Photoshopを使っていてもあまり使わないツールですが、分かりやすくいうと色のバランスを数値で見ることができるツールです。
説明よりもまず、やり方を見ていただいた方が早いと思いますので、早速色被りを調べる方法をご紹介いたします。
色被りの調べ方
1.「カラーサンプラーツール」を選びます。
2.写真の中で、真っ白の部分を探してクリックします。
3.同様に、グレーの部分を探してクリックします。
4.最後に、真っ黒の部分を探してクリックします。
5.「情報パネル」で、サンプリングした色情報を確認します。
サンプリングした色情報で、それぞれの数値の差が少なければ少ないほど、その写真は適正な色味ということになります。
どこかの数値が極端に多かったり少なかったりすると、色のバランスが取れておらず、色被りしている写真ということになります。
上のサンプルの場合、真っ白な部分・グレーの部分がB(青)の数値が高く、真っ黒な部分はR(赤)の数値が高いですね。
全体のイメージとしては白っぽいお写真ですので、少し青みが強い写真ということが言えると思います。
写真が色被りしていることがわかったら、前回の記事でご紹介した方法で、色被りを補正してあげると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この方法を使えば、感覚ではなく数値で写真の色味が適正か、色被りしているかを判断することができます。
前回の記事でもお伝えしたとおり、色被りがその写真の味になっている場合もあるので、全ての色被りを補正しなければならないということはありません。
もし「あれ?この写真、なんか色がおかしいな?」「でもどうおかしいのか分からないな」という場合には、この方法を使って調べてみるのもアリかなと思います。
それでは、最後までお読みくださりありがとうございました!