世界的マインドシェアを誇るDAWソフトCubaseの最新バージョン:Cubase9.5の新機能は?その①

みなさん、こんにちは。
サウンドクリエイターの山内結です。
DAWソフトといえば世界でもマインドシェアを占めている「Cubase」ですが
この度、Cubase9.5が販売されました。
私も楽曲制作においては長年Cubaseの愛用者なので、早速アップデートをしました。
Cubase9でデザインが代わり、従来よりかなりメカチックなデザインになりました。
好き嫌いは分かれそうですが、私はかなり好きです。
このような感じです。
ロボットを操縦するコックピッドのような雰囲気を感じるのは私だけでしょうか。
とにかくかわいい。
ということで、この記事ではCubase9よりも更に新しくなり、新機能が備わったCubase9.5について考察していきます。
メトロノーム機能の進化
プロジェクトページ右下のメトロノームマークの横に線が並んでいます。
そちらをクリックすると・・・
クリックパターンエディターが出てきました。
ドラムの打ち込み感覚で、自分好みのクリックパターンに調整できます。
これはとても簡単でいい感じです。
右横の設定画面でデフォルトのパターンを作って置くこともできるので、便利ですね。
オートメーションカーブ
はい、私これを待ってました!
オートメーションをもっと情緒的に表現出来ないだろうかと。
公式のサイトではこのように記載されています。
オートメーションポイント間の制御点をドラッグするだけで、極めて簡単に表現力豊かなオートメーションカーブを作成 / 編集できるようになりました。マウスのクリック操作を最小限にとどめ、素早い手順と精度を両立します。
VCA フェーダーを用いる際も、簡単な操作で複数のトラックに対して正確にカーブを制御することができます。
むむ。表現力豊かとはどういうこと?と思ったみなさん。
言葉で説明するより、こちらのCubase公式動画を見ていただいた方が早いと思いますのでご覧いただきましょう。
Cubase Automation Editing Just Got Curves
視覚的にもすごく楽しいですね。
従来の機能でこういったオートメーションを作ろうと思ったらかなり細かく点を打っていかないといけませんでした。
ありがとうsteinbergさん。
ゾーニング2.0
Cubaseプロジェクト画面の右側に用意されたゾーンの中で、様々な表示に切り替えが可能になりました。
マスターボリューム、ラウドネスメーター、ファイルブラウザといった作業中ちょこちょこと開くウィンドウを、
簡単に表示させることが出来ます。
また、ファイルブラウザからのプロジェクトへのドラッグ&ドロップはとても便利で手間を省いてくれるでしょう。
こちらも動画がありますので、ご覧ください。
Cubase Zoning 2.0
因みに、 旧バージョンのCubaseもライセンスキー(ドングル)があれば稼働します。
なので万が一未対応のプラグインなどがあって作業の続きが出来ないとなった場合は、旧バージョンで対応可能です。
移行する際はなかなかスムーズにいかないこともあるので、ありがたい機能ですね。
次回は「世界的マインドシェアを誇るDAWソフトCubaseの最新バージョン:Cubase9.5の新機能は?その②」をお送りします。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
次回もお楽しみに!