こんにちは、デザイナーのマスベサチです。
わたしは10年以上PhotoshopでWebデザイン業務をしてきましたが、XDがリリースされてからはXDに惚れ込んで愛用しています。
AdobeのUXデザインツール「Adobe XD」は、2016年3月にPreview版が発表されました。
毎月アップデートされ、最近では無料プランが発表になったり、文字周りの機能も強化されてきたり、レスポンシブデザイン機能が向上してきたりと、ますます使いやすくなってきた印象です。
これからご紹介する5つのメリットは、何年もXDを使い込まなくても、一度プロジェクトで使ってみるだけですぐに感じていただけるメリットです。
ちなみに、今回は「Webデザイナー」の立場から感じる5つのメリットをご紹介します。
「Webディレクター」の立場から感じるメリットもまた別にありますので、そちらは改めてご紹介できればと思っています。
それでは早速ご紹介していきますね。
目次
スマホデザインにはもはや必須!
XD必須機能のひとつに「モバイルデバイスでのプロトタイプのリアルタイムプレビュー(2018年9月現在Macのみ)」があります。
詳しくはこちら
https://helpx.adobe.com/jp/xd/help/preview-mobile.html
要は、スマホやタブレットのデザインを作成する時、実機でリアルタイム確認しながらデザインすることができる機能です。
わたしがWebデザイン初心者の頃に教えてもらったことのひとつに「そのデザインが閲覧される実際の環境で確認する」というのがあるのですが、それが簡単にできちゃいます!
特にスマホデザインの時は、ボタンのサイズや文字サイズなど、PC上では実際の操作感が掴めないので絶対にこの機能でデザインをしています。
ちなみに、2017年9月まではPhotoshopCCにも同様の機能があったのですが、2017年10月からはその機能が外されてしまいました。
やはりUIデザインツールはXDという図式を確立させる狙いがあるのでしょうね。
とにかく動作がサクサク!
これもXDに乗り換えて感じる最初のメリットだと思います。
まずソフトが立ち上がるまでが速い。
そして、Webサイトのデザインをするとなると、少なく見積もってもアートボードは10を超えると思いますが、それでも動作がもたつかない。
これはPhotoshopでデザインをやってきたわたしにとって革命的でした。
圧倒的に学習コストが低い!
動作の軽さとリンクして、機能もシンプル。
なので、学習コストが圧倒的に低いです。
今までAdobeのデザインツール(PhotoshopやIllustratorなど)を使ってきた方であれば、一度チュートリアルを見ながら触ってみるだけでひとまずは使えるようになるハズです。
あとは一度トップページ作ってみるだけで完全にマスターできると思います。
それほどにシンプルな機能です。
デザインを効率化させる感動的な機能の数々!
機能がシンプルといっても、UIデザインツールだけあってUIデザインに関してはかゆいところに手がとどく機能が充実しています!
機能紹介の記事は他にもたくさんあるのでおゆずりするとして、XDを初めて使う方はこの3つの機能はぜひ試していただきたいと思います。
- アセット機能
- リピートグリッド機能
- プロトタイプ機能
プロジェクトメンバーとの連携アップ!
XDでデザインをすると、デザイナーだけでなくプロジェクトメンバー全体にメリットがあります。
ディレクターさんへのメリット
- 公開リンクを作成してお客様に確認してもらうことで、添付ファイルなしでやりとりができるので、ファイルサイズを気にしなくていい!お客様もURLにアクセスするだけで確認していただける!
- 公開リンク上にコメントを残せるので、フィードバックのたびに資料を作成しなくていい!
- ライティングをディレクターが引き受ける場合、デザインデータに直接書き込んでいくことができる!(無料プランがあって動作が軽いから、負担なく実現可能です)
エンジニアさんへのメリット
- プロトタイプで、ヘッダー固定やメニュー開閉のイメージ、画面遷移を確認しやすい!
- デザインスペックがワンクリックで吐き出せるので、カラーや文字スタイルを確認しやすい!
- レイヤー名やグループ名のルールを決めておくことで、素材の書き出しもラクラク!
まとめ
以上、10年以上Photoshopでデザインをしてきたわたしが、Adobe XDに乗り換えて感じた5つのメリットをご紹介しました。
最初にもお伝えしたように、ここでご紹介したのは、何年もXDを使い込まなくても、一度プロジェクトで使ってみるだけですぐに感じていただけるメリットです。
メリットの中にもあったようにとにかく学習コストが低いので、個人的にはプロジェクト全体の導入コストと比較しても十分に価値のある乗り換えだったなぁと思っています。
それぞれのスタイルに合わせて、たくさんある選択肢の中から自分たちに最適なものを選択ができるのがベストですよね。
この記事がその一助になれば幸いです。
それでは、最後までお読みくださりありがとうございました。